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キッスを語ろう!
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[シャウト・イット・アウト・ラウド]
アルバム:DESTROYER
     (邦題:地獄の軍団) (5枚目)
リリース:3/15/1976

↓ライブ↓



キッス史上最もヒットしたアルバム「デストロイヤー」にはホント名曲がズラリ。この「シャウト・イット・アウト・ラウド」も絶大な人気がありコンサートでは必ず披露するよね。この曲は最初にポールがボーカル、次にジーンがボーカル、と二人で交互にボーカルを繰り返し、サビのコーラスを二人でやるので、ライブでもすごくかっこいいんだよね!ちなみにこの曲、当時小学生だった僕は「シャ〜リ〜、シャ〜リ〜、シャリラ〜ラ〜」って口ずさんでたよ。だって日本語の曲名は「狂気の叫び」っていうなんか怖そうなタイトルだったし、まさか「シャ〜リ〜、シャ〜リ〜、シャリラ〜ラ〜」が「Shout it, Shout it, Shout it Out Loud」だったとは、小学生の僕には分からなかったなあ〜。

ポール:「当時、ニューヨークでジーンは俺のアパートの前のアパートに住んでいて、二人で部屋を行き来しながらこの曲を一緒に作ったんだ。そして出来上がった曲を(プロデューサーの)ボブ・エズリンの家に持っていったんだ。ボブの家にはピアノがあってね、このピアノを使って完成させたんだ。」

ジーン:「(キッスのデビュー前にポールと一緒に在籍していたバンド)ウイックド・レスター時代に『We Wanna Shout It Out Loud』っていう曲があってね。この曲をヒントにして、俺がサビの部分「Shout it, Shout it, Shout it Out Loud」を作ったんだ。いつもキッスの曲のメッセージは歌詞以上のものがある。ただやみくもに『叫べ!叫べ!』と言っているだけじゃない。ポールと(プロデューサーの)ボブは『一体何を叫ぶんだ?』なんてとんちんかんな事を聞いてきたけど、違うんだ!『叫ぶ内容はリスナー一人一人が決めればいいんだ!』という事さ。

ボブ(プロデューサー):「この曲は私のニューヨークのアパートで、ジーンとポールとの3人の共同作業で作った。普通はジーンもポールもそれぞれが曲を作って、そのデモテープを僕のところに持ってきて1つ1つの曲を作っていくんだけど、今回は完全に3人で作ったんだ。とても楽しかったね。この曲で、「Shout it, Shout it, Shout it Out Loud〜」とサビを歌ったところで、ベースの音程が1段階づつ落ちていくだろ!あそこを聞いて『これはイケる!』と思ったね。」

(写真):ジーン


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[シュア・ノウ・サムシング]
アルバム:DYNASTY
     (邦題:地獄からの脱出) (10枚目)
リリース:5/23/1979

↓ミュージックビデオ↓



デビュー6年目で早くも10枚目のアルバム「DYNASTY」を発表したキッス。当時は世界中がディスコブーム!なんとこのアルバムからシングルカットされたのがダンスビートを導入した「I Was Made for Loving You」(邦題:ラヴィン・ユー・ベイビー)。この曲がまさかディスコで大ブレークするとはキッス本人たちもびっくりだっただろうね。他の収録曲もハードロックというよりもポップス色が濃い曲が多いけど、隠れた(?)名曲と呼ばれているのが「シュア・ノウ・サムシング」なんだよ!たぶん僕もキッスの中ではいちばん好きな曲かもしれないなあ。

ポール:「この曲は(プロデューサーの)ヴィニー・ポンシャと一緒に作ったんだ。時に曲作りは壁にぶちあたる事が多いけど、この曲はとても楽な気持ちで作ることができ、すぐに完成した。アコースティックでシンプルに演奏するのが好きだね。今でも大好きな曲だね。」
→アンプラグドで良く演奏してたよね。

ヴィニ−:「このアルバムのコンセプトは『キッスは、ただのロックだけはなく、クオリティの高い曲を作る事ができる』だった。メンバーの幅広い曲作りの才能を証明したかったんだ。そこでポールがポップス色のある曲を作り始めたんだ。この曲は、僕が今までポールと一緒に作った中で、いちばん好きな曲だね。歌詞、メロディー、コーラス…どれもがぴたっとはまっている。(『ア〜、ア〜、ア〜』という)コーラスはポールのアイデアだ。ポールはある時はハードロックで大暴れしたかと思うと、ある時は哀愁を漂わせている。こういう曲はポールだからこそ書けるのであって、決してロックンロールだけのエースには書けないよね。この曲が『デトロイト・ロック・シティ』よりも優れた曲かどうかは分からないけど、でも当時は曲作りの面から言うと、このような曲の方が『クオリティの高い曲』の一例と見られていたんだよね。」


「シュア・ノウ・サムシング」のミュージックビデオ。衣装がディスコチック!


エースの天使のようなガウンに注目!
[ベス]
アルバム:DESTROYER
     (邦題:地獄の軍団) (5枚目)
リリース:3/15/1976

↓「ベス」↓


↓ピーターがカラオケで一人だけで歌うライブ↓



キッスは今までに通算28枚のアルバムを発表しているけど、その中で最もヒットしたのが、この5枚目のアルバム「デストロイヤー」。全9曲どれもシングルカットされてもおかしくない名曲ばかり。その中でも当時キッス史上最大のシングルヒットとなったのが、ピーターが歌うこの「ベス」だったんだよ!
しかし、なんと皮肉にもジーンもポールもエースも、曲作りやレコーディングにはまったく関わっていないんだよ!

ピーター:「この曲のメロディーはニューヨークに向かう電車の中で浮かび上がった。その後、僕とスタン・ペンリッジ(友人のミュ−ジシャン)でメロディーを完成させたんだ。」

スタン・ペンリッジ:「この曲はもともとは『ベック』というタイトルだった。僕とピーターが『チェルシー』というバンドに在籍していた時に作ったんだ。当時、他のメンバーにマイク・ブランドというのがいたんだけど、その奥さんの名前が『ベッキー』でね。彼女は僕たちが練習やリハーサルをしている時に限って、しょっちゅう電話をかけてくるんだよ。電話をしてくる度に僕たちは演奏を一時中断しなくてはならず、そりゃ大変だった(笑)。そこからこの曲のアイデアが自然に生まれてきたんだ。『ベック、僕たちはまだ演奏中だよ。あとちょっとしたら家に帰るからね。』ってね!当時、この曲はアップテンポだったんだけど、(プロデューサーの)ボブ・エズリンがバラードに変えたんだ。」

ジーン:「俺は車で移動する時はいつもピーターと一緒の車に乗っていたんだけど(もう1台別の車にポールとエースが乗っていた)、ある日、車の中でピーターがこの歌を口ずさんだんだ。それを聴いたとたん、俺は夢中になったね!
  ジーン:『ピーター、なんだその曲は?』
  ピーター:『ベックっていう曲だよ』
  ジーン:『なんじゃそりゃ!?ベックだと?ジェフ・ベックについて
  の曲か!?』
  ピーター:『いや違うよ、ベックっていう女の子についての歌だ
  よ。』
  ジーン:『そりゃあまぎわらしいから、ベックじゃなくてベスに変え
  ろ。で、今すぐ(プロデューサーの)ボブに聴かせるんだ!
  これはすごい名曲になるぞ!』

ピーター:「この曲のレコーディングの朝、スタジオに行ったらなんとニューヨーク交響楽団がタキシード姿で僕を待っていたよ。で、ジーンとポールがあぜんとした表情をしていた。僕は今でもあの二人のびっくりした顔を忘れることができないね!僕のボーカルのレコーディングのときは、ジーンとポールがガラス窓のむこう(コントロール室)で見ているのでとても気が散って、上手く歌えなかった。(プロデューサーの)ボブも同じことを感じていたんだね。それでボブはジーンとポールを家に返したんだ!その後、落ち着いてレコーディングをすることができた。5回目のテイクで見事決まったぜ!

本当はこの曲をコンサートでも生で演奏したかったんだ。でもビル・オーコイン(当時のマネージャー)が『この曲をコンサートで披露するにはオーケストラを全員呼ばなくてはならない。そんなの無理だから、演奏はテープで再生するしかない(つまりカラオケ)!』と言い出したんだ。いや〜、びっくりしたよ!『もし途中でテープが壊れたり再生がスローになったらどうしたらいいんだ!?』ってね。『僕もスローで歌わなくてはいけないのか!?』ってね。そのうえ、ドラムセットから離れて一人だけで大観衆の前で歌うのも、正直とても不安と恐怖心でいっぱいだったよ。でも、初めてコンサートで歌ってみたら、ファンの熱狂的な反応にびっくりしたよ!その後この曲は世界中で大ヒットさ!」


「ベス」を熱唱するピーター。


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