忍者ブログ
キッスを語ろう!
8  9  10  11  12  13 
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

[ロックンロール・オールナイト]
アルバム:DRESSED TO KILL
     (邦題:地獄の接吻) (3枚目)
リリース:3/19/75

↓ライブ↓



キッスの曲の中で最も有名な曲ーロックンロール・オールナイト。この曲はキッスのメンバーがツアーでロサンゼルスのコンチネンタル・ハイアット・ハウス・ホテルに滞在している時に作られた。ことの発端はカサブランカ・レコード社社長のニール・ボガードがメンバーに「君たちにはアンセム(祝歌/賛歌)が必要だ!」と言ったことから始まった!

ポール:「俺がサビの部分『Oh! I Wanna Rock and Roll All Nite …』を作って、ジーンが残りの部分を作った。サビの部分のコーラスのために、友だち、ガールフレンド、兄弟姉妹…知人たちみんなをスタジオに呼んだよ。他にエンジニア、プロデューサー、ローディ…などなど、全員でサビの部分を歌って録音したら、最高に気分の良い曲に仕上がったね。この曲は俺たち4人だけではなく、大勢のファンたちと一体になって楽しむ曲なんだ。この歌は最初はシングルで売り出されたけど、全く売れなかったよ…。でも次のアルバム (9/10/75発売のライブアルバム『ALIVE!』)のライブ版が出たとたん、大ヒットしたんだ!」

ジーン:「そもそも俺もポールも『アンセム』の意味がわからなかった。そしたら(プロデューサーの)ニールが『君たちのフィロソフィーについての曲だよ』って言うんだ。それを聞いて俺はピーン!と来たね。当初俺がこの曲を書いたときは『Drive Me Wild』というタイトルだった。でもサビの部分が出来ていなかったんだ。そしたらポールが、『これを聴いてくれ!Oh! I Wanna Rock and Roll All Nite …』って歌い出したんだ。俺は感動したよ!主語が『We』じゃなくて『I』っていうのが気に入ったね。そこが俺たちとクイーンの違うところさ。クイーンはいつも主語が『We』なんだよ。『We Will Rock You』とか『We Are the Chanmpions』とかね。でもキッスはいつも『I』にこだわるんだ。『We』よりも『I』の方が力強いメッセージを送ることができる。で、俺が作った『Drive Me Wild』にポールのコーラス『I Wanna Rock and Roll All Nite …』を足したら、名曲の出来上がりさ!」

エース:「この曲を録音した時から『必ず俺たちのアンセムになる!』って確信したね。いい曲じゃないか!俺たちの全てを象徴してるしね。それに演奏も簡単だ。俺が1番好きなところは、『この曲を演奏するってことは、コンサートの最後』ってこと。コンサートも終わりに近いぜ!」

ちなみにこのアルバム「DRESSED TO KILL」に収められているバージョンは、な、な、なんと、ギターソロがないのだ!
尺もたった2分45秒で、かなりシンプルな作り。
やっぱりこの曲の見どころはエースの炎を吹くギターソロだよね!
みんなもライブで見よう!

Rock And Roll All Nite演奏中に炎を吹くエースのギターソロ




PR
[デトロイト・ロック・シティ]
アルバム:DESTROYER
     (邦題:地獄の軍団) (5枚目)
リリース:3/15/76

↓「デトロイト・ロック・シティ」↓



すでに4枚のアルバムをリリースし人気が急上昇し始めたキッス。しかしライブでは絶賛されてはいたが、スタジオレコーディングでは今一という評価だった。そこでこの5枚目のアルバムでは豪腕プロデューサーを起用することに!キッスが抜擢したのはアリス・クーパーを育てたボブ・エズリンだったんだよ!

ポール:「ボブは『女の子と寝た!とか、パーティしようぜ!みたいな曲はもう書くな』って言ったんだ!これには参ったぜ、だってそれが俺たちの日常生活だったからね! 他の事についての曲なんて書けっこなかったよ、だってパンツはいてる時なんてなかったんだからね!でもボブは僕らに作曲の幅を広げて欲しかったんだ。そこで「デトロイト・ロック・シティ」を書き始めたよ。まず最初に「Get Up! Get Down!」の部分だけ出来上がった。デトロイトについての曲にしようと思ったんだけど、それ以外は何も決まっていなかった。それでいろいろ考えたんだけど、そしたら、その前のツアーでシャーロット(ノースカロライナ州)でコンサートをした時に、会場の外でファンの一人が車にひかれて死んでしまったことを思い出した。人の命なんて一瞬で無くなっちゃうんだ、って思った。そこで「これから人生をエンジョイしようとしていた若者が、逆に一瞬のうちに死んでしまう」…それをこの歌のテーマにする事にしたんだ。」

この歌のハイライトでもあるツインギターソロはプロデューサーのボブが作ったんだよ!
ボブ:「この曲は短編映画のようなものだ。主人公は土曜の夜に酒を飲みハッパを吸い、好きな音楽を聴きながら車のスピードをあげていく…。興奮してハイになっていく…。そこで、私は『スペインの剣闘師』をイメージした。すると『フラメンコ』が沸いてきた。『タラララ〜ン、タララタラララ〜ン…』そう、まさしくあのギターソロは『フラメンコ』からとったんだ。」

これに対してジーン:「ボブはクスリにやられて頭がイカれたと思った。なんでギターソロでいきなりフラメンコになっちゃうわけ?俺たちはスペインからやってきたロスブラボスか!でも、完成した曲を聴いたら納得したよ。結局ボブのアイデアは正しかったわけだ。」

ボブはギターソロのほか、全体の歌詞をはじめ曲のベースを作り上げた。しかし、この主人公の青年を「英雄」で終わらせるわけにはいかなかったんだね!
ボブ:「我々はキッスのファンに対して責任がある。確かにキッスのメンバーの中には今まで酒や麻薬で問題を出した奴らもいた(エースやピーターのこと)。でも、ジーンとポールはそういう事についてはとても厳しい。キッスは決してこの曲の主人公を英雄視するわけにはいかなかった。」
→結局、曲の最後で車が大破し青年は即死…。

また、ドラムのピーターはこの曲の録音作業はかなり不愉快だったんだって!
ピーター:「確かに俺の腕がドラムを叩いているけど、全てポールとボブに言われた通りに叩いただけだ。ボブのアイデアで耳にイヤフォンをさせられて、そこから聞こえるドラムコードと同じに叩くよう、命令さられた。こんな事を好むドラマーなんているはずがない。まるでロボットだよ。」

ちなみに、この歌のイントロ(1分30秒もある!)の部分は、そのまま(この曲のイントロをぬかした実際の曲の部分は3分35秒)だとアルバム全体の尺が短かすぎてしまうので、全てボブのアイデアで後から付け足したのだった。このイントロ制作で活躍したのが録音エンジニアのコーキー・スタジアック。ボブのアイデアで、コーキーにマイクをつけ、スタジオから音声ケーブルを外に駐車してあったコーキーのトヨタSR-5の中まで延ばした。そしてコーキーが外を歩いて、車のドアを開け、中に入り、鍵をがちゃがちゃやってエンジンをかけ、ラジオをかけると「ロックンロールオールナイト」が聴こえてくる…、そんな一連のシーンを録音した。この「ロックンロールオールナイト」はアルバム「Alive!」に収録されているものを使った。
→ 僕はずっとこの車は黒のファイヤーバードかカマロ、またはコルベットだと勝手に想像してたよ。しかも70年代に流行ったボンネットにフェニックスの絵が書いてあるやつ。エンジンの音もV8っぽくてまさにアメリカン・マッスルカーだと思ってたよ。それがトヨタだったなんてちょっとショック…!

ちなみにイントロ冒頭のラジオから聴こえてくるニュースアウアンサーの声はボブでした!
『〜次のニュースです。今朝明け方近く、デトロイトのグランド通りで交通事故が起こり、青年1人が即死しました。この青年はスポーツカーを運転し、反対側車線を走っていてトラックに正面衝突した模様。青年の体はフロントガラスを突き破り車の外に投げ出され即死でした。トラックの運転手に怪我はありません。次のニュースは…〜。」

Detroit Rock Cityを演奏中のKISS (2000年フェアウエルツアーより)



カレンダー
03 2025/04 05
S M T W T F S
1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30
フリーエリア
最新コメント
[04/17 エース☆アゼーチー]
[11/21 エース☆アゼーチー]
最新記事
最新トラックバック
プロフィール
HN:
スターチャイルド
性別:
非公開
バーコード
ブログ内検索
カウンター
カウンター
HOMEへ戻る
忍者ブログ | [PR]
shinobi.jp