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[クリーチャーズ・オブ・ザ・ナイト]
アルバム:CREATURES OF THE NIGHT
(邦題:暗黒の神話) (14枚目)
リリース:10/25/1982
↓「クリーチャーズ・オブ・ザ・ナイト」↓
70年代末から80年代頭のキッスはハードロックというよりもポップス色が強まってきてしまったんだよね。そのおかげでロックファン以外の幅広いファンにも受け入れるようになったものの、従来のロックファンがキッスから離れていくという皮肉な現象が起きてしまったんだよ。そこで、キッスはこの14枚目アルバムのテーマを「ポップスからの脱却&ハードロック復活!」と決めた!ちなみにこのアルバムはキッスがメイクをしている最後のアルバムとなったんだよ〜。
ポール:「この曲は、当時のファンに対して『俺たちのルーツであるハードロックに戻るぜ!』というメッセージを送るために作った。その頃の俺たちはセールスも絶好調で、金、名声、権力、女の子、ご馳走、…欲しいものはすべて手にしていた。精神的にも肉体的にも毒に侵されてしまい、怠惰になってしまっていたよ。だから俺たちが本来追求してきた「俺たちの原点である粋なハードロック」を作りたかった。この曲はプロデューサーのマイケル・ジェームズ・ジャクソンから紹介されたミュージシャン、アダム・ミッチェルと一緒に彼のハリウッドの自宅で作ったんだ。俺が求めていた通りの曲に仕上がったね。結局、この曲はこのアルバムのテーマを見事に表現しているので、アルバムの名前にも使うことにしたんだ。」
ところが、ポールが求めていた素晴らしい曲も完成しあとはレコーディングという段階で大問題が発生!な、な、なんと、エースが、音楽観の違い、薬物&飲酒問題、離婚、交通事故などが原因でバンド活動を続けることができなくなり、キッスから脱退してしまったのだ!
マイケル・ジェームズ・ジャクソン(プロデューサー):「エースはもうレコーディングには来ないとわかっていたので、何十人というギタリストをオーディションしたよ。その結果、スティーブ・ファリス(元MR.ミスター)というギタリストにこの曲のギターソロを弾いてもらことにしたんだ。」
このアルバムには何人ものギタリストがレコーディングに参加し、たくさんのギタリストがエースの後任の候補にあがったんだけど、最終的に正式メンバーとなったのはヴィニー・ヴィンセント!
ヴィニー:「ある日キッスから『オーディションに来ないか?』との連絡が入ったので、オーディションに行ってみた。そして彼らとジャムセッションをするうちに、曲作りに参加するようになった。そしてメンバーになることになった。エースとは生涯に一度だけ会ったことがあるんだけど、その時、一言だけ言葉を交わしたよ。
エース:「Have Fun and Good Luck」
ヴィニー:「Thank you」
正式メンバーになっていちばん大変だったことは、エースというカリスマギタリストの後任になってしまったということ。ファンはいつも僕とエースを比較する。僕は僕自身でいることしかできないし、僕なりにベストを尽くすしかなかった。ファンが僕を好きになってくれるかどうかは自分ではコントロールできないからね。」
→結局ヴィニーは次のアルバム「LICI IT UP」のリリース後に脱退しちゃったよ…。おとなしい性格だったけど、彼のハードなギタープレイは好きだったんだけどなあ〜。今は何してるんだろう…?
ジーン:「この曲のベースは俺じゃない。スタジオに行ったら知らない奴がベースを弾いていた。でも、聴いてみたらなかなか良かったので、こう言った。
『それでよろしい、何も変えるな。』 」
ちなみにこの2つ前のアルバム「THE ELDER」からピーターも正式に脱退!ドラマーはエリック・カーに代わり、ドラムプレーも激しさを増すようになったんだよ!
結局残ったオリジナルメンバーはポールとジーンだけ。いろんな意味でもキッスにとっては新しい出発となった曲なんだよね。かっこいい曲だよ〜!
(写真):ヴィニー・ヴィンセント!
十字架っていうのがクールだったよね。

(写真):エリック・カー!
まさにパワードラムだったよね!
1991年 心臓の悪性腫瘍のため死去

アルバム:CREATURES OF THE NIGHT
(邦題:暗黒の神話) (14枚目)
リリース:10/25/1982
↓「クリーチャーズ・オブ・ザ・ナイト」↓
70年代末から80年代頭のキッスはハードロックというよりもポップス色が強まってきてしまったんだよね。そのおかげでロックファン以外の幅広いファンにも受け入れるようになったものの、従来のロックファンがキッスから離れていくという皮肉な現象が起きてしまったんだよ。そこで、キッスはこの14枚目アルバムのテーマを「ポップスからの脱却&ハードロック復活!」と決めた!ちなみにこのアルバムはキッスがメイクをしている最後のアルバムとなったんだよ〜。
ポール:「この曲は、当時のファンに対して『俺たちのルーツであるハードロックに戻るぜ!』というメッセージを送るために作った。その頃の俺たちはセールスも絶好調で、金、名声、権力、女の子、ご馳走、…欲しいものはすべて手にしていた。精神的にも肉体的にも毒に侵されてしまい、怠惰になってしまっていたよ。だから俺たちが本来追求してきた「俺たちの原点である粋なハードロック」を作りたかった。この曲はプロデューサーのマイケル・ジェームズ・ジャクソンから紹介されたミュージシャン、アダム・ミッチェルと一緒に彼のハリウッドの自宅で作ったんだ。俺が求めていた通りの曲に仕上がったね。結局、この曲はこのアルバムのテーマを見事に表現しているので、アルバムの名前にも使うことにしたんだ。」
ところが、ポールが求めていた素晴らしい曲も完成しあとはレコーディングという段階で大問題が発生!な、な、なんと、エースが、音楽観の違い、薬物&飲酒問題、離婚、交通事故などが原因でバンド活動を続けることができなくなり、キッスから脱退してしまったのだ!
マイケル・ジェームズ・ジャクソン(プロデューサー):「エースはもうレコーディングには来ないとわかっていたので、何十人というギタリストをオーディションしたよ。その結果、スティーブ・ファリス(元MR.ミスター)というギタリストにこの曲のギターソロを弾いてもらことにしたんだ。」
このアルバムには何人ものギタリストがレコーディングに参加し、たくさんのギタリストがエースの後任の候補にあがったんだけど、最終的に正式メンバーとなったのはヴィニー・ヴィンセント!
ヴィニー:「ある日キッスから『オーディションに来ないか?』との連絡が入ったので、オーディションに行ってみた。そして彼らとジャムセッションをするうちに、曲作りに参加するようになった。そしてメンバーになることになった。エースとは生涯に一度だけ会ったことがあるんだけど、その時、一言だけ言葉を交わしたよ。
エース:「Have Fun and Good Luck」
ヴィニー:「Thank you」
正式メンバーになっていちばん大変だったことは、エースというカリスマギタリストの後任になってしまったということ。ファンはいつも僕とエースを比較する。僕は僕自身でいることしかできないし、僕なりにベストを尽くすしかなかった。ファンが僕を好きになってくれるかどうかは自分ではコントロールできないからね。」
→結局ヴィニーは次のアルバム「LICI IT UP」のリリース後に脱退しちゃったよ…。おとなしい性格だったけど、彼のハードなギタープレイは好きだったんだけどなあ〜。今は何してるんだろう…?
ジーン:「この曲のベースは俺じゃない。スタジオに行ったら知らない奴がベースを弾いていた。でも、聴いてみたらなかなか良かったので、こう言った。
『それでよろしい、何も変えるな。』 」
ちなみにこの2つ前のアルバム「THE ELDER」からピーターも正式に脱退!ドラマーはエリック・カーに代わり、ドラムプレーも激しさを増すようになったんだよ!
結局残ったオリジナルメンバーはポールとジーンだけ。いろんな意味でもキッスにとっては新しい出発となった曲なんだよね。かっこいい曲だよ〜!
(写真):ヴィニー・ヴィンセント!
十字架っていうのがクールだったよね。
(写真):エリック・カー!
まさにパワードラムだったよね!
1991年 心臓の悪性腫瘍のため死去
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[リブ・トウー・ウィン]
アルバム:LIVE TO WIN (ポールの2枚目のソロアルバム)
リリース:10/24/2006
↓ライブ↓
今日ついにポールのソロアルバムがリリースされたよ!ポールのソロアルバムは1978年以来なんと28年ぶり!キッスが最後にアルバムをリリースしたのは1998年だからキッス関連のアルバムとしてもなんと8年ぶりなんだよね。キッスファンにとっては嬉しいニュースだよね。ちなみにポールは54歳なんだけど、9/6に男の子が誕生したばかり!今月末から全米ツアーも開始し、公私ともに絶好調だね!
ポール:「このアルバムでは俺の今の人生をそのまま表現したかった。俺は有名人かもしれないけど、悩んだり、苦しんだり、喜んだり…、結局はファンのみんなと同じ人生を歩んでいるんだ。」
「このアルバムは俺の愛と情熱の結晶だ。自分がスターである事や売れるかどうかという事は全く考えずに、今自分が置かれている状況をそのまま反映して素直な気持ちで作りたいものだけを作った。」
→確かに「愛」、「情熱」、「力強く生きる」などのテーマの曲が多いよね。キッスっぽい曲もあるけど、全体的には今どきのモダンロックに仕上がってるね。


アルバム:LIVE TO WIN (ポールの2枚目のソロアルバム)
リリース:10/24/2006
↓ライブ↓
今日ついにポールのソロアルバムがリリースされたよ!ポールのソロアルバムは1978年以来なんと28年ぶり!キッスが最後にアルバムをリリースしたのは1998年だからキッス関連のアルバムとしてもなんと8年ぶりなんだよね。キッスファンにとっては嬉しいニュースだよね。ちなみにポールは54歳なんだけど、9/6に男の子が誕生したばかり!今月末から全米ツアーも開始し、公私ともに絶好調だね!
ポール:「このアルバムでは俺の今の人生をそのまま表現したかった。俺は有名人かもしれないけど、悩んだり、苦しんだり、喜んだり…、結局はファンのみんなと同じ人生を歩んでいるんだ。」
「このアルバムは俺の愛と情熱の結晶だ。自分がスターである事や売れるかどうかという事は全く考えずに、今自分が置かれている状況をそのまま反映して素直な気持ちで作りたいものだけを作った。」
→確かに「愛」、「情熱」、「力強く生きる」などのテーマの曲が多いよね。キッスっぽい曲もあるけど、全体的には今どきのモダンロックに仕上がってるね。
[シャンディ]
アルバム:UNMASKED
(邦題:仮面の正体) (11枚目)
リリース:5/29/1980
↓ミュージックビデオ↓
70年代末から80年代初頭にかけてどんどんポップ色が強まっていったキッス。この曲もこてこてのバリー・バニロウなみのポップスで賛否両論。キッスは完全にバンドとしての方向性を見失ってしまったんだよね。ところが、皮肉にもこの曲が大ヒットしてしまい、その後はキッスは「ロック」と「ポップス」の狭間に立たされることになるんだよ!
ポール:「当時ブルース・スプリングスティーンの『サンディ』という曲をラジオで聴いて、そこからこの曲のイメ−ジが出来上がった。もちろん『サンディ』というタイトルにするわけにはいかなったから、(プロデューサーの)ヴィニー・ポンシャが『シャンディ』というアイデアを出してきた。当時シャンディ・シナモンという歌手がいてね、彼女の名前を拝借したんだよ!この曲は歌詞がロマンチックで大好きな曲の一つだね。ただ、この曲はキッスの曲でキッスのアルバムに入っているというのに、僕以外のキッスのメンバーは全く制作に関わっていないんだ。僕がボーカルとギター、トム・ハーパーがベース、アントン・フィッグがドラム、そしてホーリー・ナイトがキーボードだったんだよ。」
トム・ハーパー(ベース):「ある日(プロデューサーの)ヴィニーが、『明日キッスの曲を1曲レコーディングするんだけど、ジーンが病気になってしまったので、代わりにベースを弾いてくれないか?』と言ってきたんだ。『曲はこのカセットに入っているから、明日までに練習をしておいてくれ』ってね!それで急いで練習したよ。いや〜、レコーディングの時は緊張したね。でも、ポール、アントン、ホーリーとみんないい人たちばかりでレコーディングはうまくいった。レコーディング後に$500の小切手をもらったよ。その後、ジーンは僕の名前を覚える代わりに『シャンディのベースを弾いてた奴』って呼ぶようになったね(笑)。」
ポール:「この曲は全くキッスっぽくないよね。(プロデューサーの)ヴィニーは俺たちをポップス路線に導いていった。俺たちは決してそれを受け入れていたわけではなかったんだけど、『間違った方向に進んでいる!』と声を大にする者もいなかった。なぜなら、それ以前からメンバーはすでに自分たちを見失っていたからね。それぞれがバンド活動よりも自分たちの世界のことに夢中になっていたし、俺たちは『ビッグスターだ!』と自負していて、自分自身を完全に見失っていたんだよね。」
ヴィニー:「『シャンディ』は全くキッスっぽい曲ではなかったからね。きっとポール以外のメンバーは、『気にくわない』と思ってたんじゃないかな。でも、この曲がヒットしてしまったので、他のメンバーはこの曲に対して文句が言えなくなってしまったんだと思う。セールスが良ければ誰も文句を言えないのはしょうがないよね…。」
ちなみに、このアルバム「UNMASKED」のレコーディング以前からピーターは音楽性の違いからポールとジーンに対立。結局、このアルバムでは1曲もドラムは叩いていないんだよ!そして、このアルバムリリース後に正式にキッスから脱退しちゃったんだよ…(アルバムにはピーターの名前がクレジットされているけど、ピーターはこのアルバムとは一切関わりはないんだよ…)。
(写真):アルバム「UNMASKED」
アルバム:UNMASKED
(邦題:仮面の正体) (11枚目)
リリース:5/29/1980
↓ミュージックビデオ↓
70年代末から80年代初頭にかけてどんどんポップ色が強まっていったキッス。この曲もこてこてのバリー・バニロウなみのポップスで賛否両論。キッスは完全にバンドとしての方向性を見失ってしまったんだよね。ところが、皮肉にもこの曲が大ヒットしてしまい、その後はキッスは「ロック」と「ポップス」の狭間に立たされることになるんだよ!
ポール:「当時ブルース・スプリングスティーンの『サンディ』という曲をラジオで聴いて、そこからこの曲のイメ−ジが出来上がった。もちろん『サンディ』というタイトルにするわけにはいかなったから、(プロデューサーの)ヴィニー・ポンシャが『シャンディ』というアイデアを出してきた。当時シャンディ・シナモンという歌手がいてね、彼女の名前を拝借したんだよ!この曲は歌詞がロマンチックで大好きな曲の一つだね。ただ、この曲はキッスの曲でキッスのアルバムに入っているというのに、僕以外のキッスのメンバーは全く制作に関わっていないんだ。僕がボーカルとギター、トム・ハーパーがベース、アントン・フィッグがドラム、そしてホーリー・ナイトがキーボードだったんだよ。」
トム・ハーパー(ベース):「ある日(プロデューサーの)ヴィニーが、『明日キッスの曲を1曲レコーディングするんだけど、ジーンが病気になってしまったので、代わりにベースを弾いてくれないか?』と言ってきたんだ。『曲はこのカセットに入っているから、明日までに練習をしておいてくれ』ってね!それで急いで練習したよ。いや〜、レコーディングの時は緊張したね。でも、ポール、アントン、ホーリーとみんないい人たちばかりでレコーディングはうまくいった。レコーディング後に$500の小切手をもらったよ。その後、ジーンは僕の名前を覚える代わりに『シャンディのベースを弾いてた奴』って呼ぶようになったね(笑)。」
ポール:「この曲は全くキッスっぽくないよね。(プロデューサーの)ヴィニーは俺たちをポップス路線に導いていった。俺たちは決してそれを受け入れていたわけではなかったんだけど、『間違った方向に進んでいる!』と声を大にする者もいなかった。なぜなら、それ以前からメンバーはすでに自分たちを見失っていたからね。それぞれがバンド活動よりも自分たちの世界のことに夢中になっていたし、俺たちは『ビッグスターだ!』と自負していて、自分自身を完全に見失っていたんだよね。」
ヴィニー:「『シャンディ』は全くキッスっぽい曲ではなかったからね。きっとポール以外のメンバーは、『気にくわない』と思ってたんじゃないかな。でも、この曲がヒットしてしまったので、他のメンバーはこの曲に対して文句が言えなくなってしまったんだと思う。セールスが良ければ誰も文句を言えないのはしょうがないよね…。」
ちなみに、このアルバム「UNMASKED」のレコーディング以前からピーターは音楽性の違いからポールとジーンに対立。結局、このアルバムでは1曲もドラムは叩いていないんだよ!そして、このアルバムリリース後に正式にキッスから脱退しちゃったんだよ…(アルバムにはピーターの名前がクレジットされているけど、ピーターはこのアルバムとは一切関わりはないんだよ…)。
(写真):アルバム「UNMASKED」