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[デトロイト・ロック・シティ]
アルバム:DESTROYER
(邦題:地獄の軍団) (5枚目)
リリース:3/15/76
↓「デトロイト・ロック・シティ」↓
すでに4枚のアルバムをリリースし人気が急上昇し始めたキッス。しかしライブでは絶賛されてはいたが、スタジオレコーディングでは今一という評価だった。そこでこの5枚目のアルバムでは豪腕プロデューサーを起用することに!キッスが抜擢したのはアリス・クーパーを育てたボブ・エズリンだったんだよ!
ポール:「ボブは『女の子と寝た!とか、パーティしようぜ!みたいな曲はもう書くな』って言ったんだ!これには参ったぜ、だってそれが俺たちの日常生活だったからね! 他の事についての曲なんて書けっこなかったよ、だってパンツはいてる時なんてなかったんだからね!でもボブは僕らに作曲の幅を広げて欲しかったんだ。そこで「デトロイト・ロック・シティ」を書き始めたよ。まず最初に「Get Up! Get Down!」の部分だけ出来上がった。デトロイトについての曲にしようと思ったんだけど、それ以外は何も決まっていなかった。それでいろいろ考えたんだけど、そしたら、その前のツアーでシャーロット(ノースカロライナ州)でコンサートをした時に、会場の外でファンの一人が車にひかれて死んでしまったことを思い出した。人の命なんて一瞬で無くなっちゃうんだ、って思った。そこで「これから人生をエンジョイしようとしていた若者が、逆に一瞬のうちに死んでしまう」…それをこの歌のテーマにする事にしたんだ。」
この歌のハイライトでもあるツインギターソロはプロデューサーのボブが作ったんだよ!
ボブ:「この曲は短編映画のようなものだ。主人公は土曜の夜に酒を飲みハッパを吸い、好きな音楽を聴きながら車のスピードをあげていく…。興奮してハイになっていく…。そこで、私は『スペインの剣闘師』をイメージした。すると『フラメンコ』が沸いてきた。『タラララ〜ン、タララタラララ〜ン…』そう、まさしくあのギターソロは『フラメンコ』からとったんだ。」
これに対してジーン:「ボブはクスリにやられて頭がイカれたと思った。なんでギターソロでいきなりフラメンコになっちゃうわけ?俺たちはスペインからやってきたロスブラボスか!でも、完成した曲を聴いたら納得したよ。結局ボブのアイデアは正しかったわけだ。」
ボブはギターソロのほか、全体の歌詞をはじめ曲のベースを作り上げた。しかし、この主人公の青年を「英雄」で終わらせるわけにはいかなかったんだね!
ボブ:「我々はキッスのファンに対して責任がある。確かにキッスのメンバーの中には今まで酒や麻薬で問題を出した奴らもいた(エースやピーターのこと)。でも、ジーンとポールはそういう事についてはとても厳しい。キッスは決してこの曲の主人公を英雄視するわけにはいかなかった。」
→結局、曲の最後で車が大破し青年は即死…。
また、ドラムのピーターはこの曲の録音作業はかなり不愉快だったんだって!
ピーター:「確かに俺の腕がドラムを叩いているけど、全てポールとボブに言われた通りに叩いただけだ。ボブのアイデアで耳にイヤフォンをさせられて、そこから聞こえるドラムコードと同じに叩くよう、命令さられた。こんな事を好むドラマーなんているはずがない。まるでロボットだよ。」
ちなみに、この歌のイントロ(1分30秒もある!)の部分は、そのまま(この曲のイントロをぬかした実際の曲の部分は3分35秒)だとアルバム全体の尺が短かすぎてしまうので、全てボブのアイデアで後から付け足したのだった。このイントロ制作で活躍したのが録音エンジニアのコーキー・スタジアック。ボブのアイデアで、コーキーにマイクをつけ、スタジオから音声ケーブルを外に駐車してあったコーキーのトヨタSR-5の中まで延ばした。そしてコーキーが外を歩いて、車のドアを開け、中に入り、鍵をがちゃがちゃやってエンジンをかけ、ラジオをかけると「ロックンロールオールナイト」が聴こえてくる…、そんな一連のシーンを録音した。この「ロックンロールオールナイト」はアルバム「Alive!」に収録されているものを使った。
→ 僕はずっとこの車は黒のファイヤーバードかカマロ、またはコルベットだと勝手に想像してたよ。しかも70年代に流行ったボンネットにフェニックスの絵が書いてあるやつ。エンジンの音もV8っぽくてまさにアメリカン・マッスルカーだと思ってたよ。それがトヨタだったなんてちょっとショック…!
ちなみにイントロ冒頭のラジオから聴こえてくるニュースアウアンサーの声はボブでした!
『〜次のニュースです。今朝明け方近く、デトロイトのグランド通りで交通事故が起こり、青年1人が即死しました。この青年はスポーツカーを運転し、反対側車線を走っていてトラックに正面衝突した模様。青年の体はフロントガラスを突き破り車の外に投げ出され即死でした。トラックの運転手に怪我はありません。次のニュースは…〜。」
Detroit Rock Cityを演奏中のKISS (2000年フェアウエルツアーより)

アルバム:DESTROYER
(邦題:地獄の軍団) (5枚目)
リリース:3/15/76
↓「デトロイト・ロック・シティ」↓
すでに4枚のアルバムをリリースし人気が急上昇し始めたキッス。しかしライブでは絶賛されてはいたが、スタジオレコーディングでは今一という評価だった。そこでこの5枚目のアルバムでは豪腕プロデューサーを起用することに!キッスが抜擢したのはアリス・クーパーを育てたボブ・エズリンだったんだよ!
ポール:「ボブは『女の子と寝た!とか、パーティしようぜ!みたいな曲はもう書くな』って言ったんだ!これには参ったぜ、だってそれが俺たちの日常生活だったからね! 他の事についての曲なんて書けっこなかったよ、だってパンツはいてる時なんてなかったんだからね!でもボブは僕らに作曲の幅を広げて欲しかったんだ。そこで「デトロイト・ロック・シティ」を書き始めたよ。まず最初に「Get Up! Get Down!」の部分だけ出来上がった。デトロイトについての曲にしようと思ったんだけど、それ以外は何も決まっていなかった。それでいろいろ考えたんだけど、そしたら、その前のツアーでシャーロット(ノースカロライナ州)でコンサートをした時に、会場の外でファンの一人が車にひかれて死んでしまったことを思い出した。人の命なんて一瞬で無くなっちゃうんだ、って思った。そこで「これから人生をエンジョイしようとしていた若者が、逆に一瞬のうちに死んでしまう」…それをこの歌のテーマにする事にしたんだ。」
この歌のハイライトでもあるツインギターソロはプロデューサーのボブが作ったんだよ!
ボブ:「この曲は短編映画のようなものだ。主人公は土曜の夜に酒を飲みハッパを吸い、好きな音楽を聴きながら車のスピードをあげていく…。興奮してハイになっていく…。そこで、私は『スペインの剣闘師』をイメージした。すると『フラメンコ』が沸いてきた。『タラララ〜ン、タララタラララ〜ン…』そう、まさしくあのギターソロは『フラメンコ』からとったんだ。」
これに対してジーン:「ボブはクスリにやられて頭がイカれたと思った。なんでギターソロでいきなりフラメンコになっちゃうわけ?俺たちはスペインからやってきたロスブラボスか!でも、完成した曲を聴いたら納得したよ。結局ボブのアイデアは正しかったわけだ。」
ボブはギターソロのほか、全体の歌詞をはじめ曲のベースを作り上げた。しかし、この主人公の青年を「英雄」で終わらせるわけにはいかなかったんだね!
ボブ:「我々はキッスのファンに対して責任がある。確かにキッスのメンバーの中には今まで酒や麻薬で問題を出した奴らもいた(エースやピーターのこと)。でも、ジーンとポールはそういう事についてはとても厳しい。キッスは決してこの曲の主人公を英雄視するわけにはいかなかった。」
→結局、曲の最後で車が大破し青年は即死…。
また、ドラムのピーターはこの曲の録音作業はかなり不愉快だったんだって!
ピーター:「確かに俺の腕がドラムを叩いているけど、全てポールとボブに言われた通りに叩いただけだ。ボブのアイデアで耳にイヤフォンをさせられて、そこから聞こえるドラムコードと同じに叩くよう、命令さられた。こんな事を好むドラマーなんているはずがない。まるでロボットだよ。」
ちなみに、この歌のイントロ(1分30秒もある!)の部分は、そのまま(この曲のイントロをぬかした実際の曲の部分は3分35秒)だとアルバム全体の尺が短かすぎてしまうので、全てボブのアイデアで後から付け足したのだった。このイントロ制作で活躍したのが録音エンジニアのコーキー・スタジアック。ボブのアイデアで、コーキーにマイクをつけ、スタジオから音声ケーブルを外に駐車してあったコーキーのトヨタSR-5の中まで延ばした。そしてコーキーが外を歩いて、車のドアを開け、中に入り、鍵をがちゃがちゃやってエンジンをかけ、ラジオをかけると「ロックンロールオールナイト」が聴こえてくる…、そんな一連のシーンを録音した。この「ロックンロールオールナイト」はアルバム「Alive!」に収録されているものを使った。
→ 僕はずっとこの車は黒のファイヤーバードかカマロ、またはコルベットだと勝手に想像してたよ。しかも70年代に流行ったボンネットにフェニックスの絵が書いてあるやつ。エンジンの音もV8っぽくてまさにアメリカン・マッスルカーだと思ってたよ。それがトヨタだったなんてちょっとショック…!
ちなみにイントロ冒頭のラジオから聴こえてくるニュースアウアンサーの声はボブでした!
『〜次のニュースです。今朝明け方近く、デトロイトのグランド通りで交通事故が起こり、青年1人が即死しました。この青年はスポーツカーを運転し、反対側車線を走っていてトラックに正面衝突した模様。青年の体はフロントガラスを突き破り車の外に投げ出され即死でした。トラックの運転手に怪我はありません。次のニュースは…〜。」
Detroit Rock Cityを演奏中のKISS (2000年フェアウエルツアーより)
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